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こちらの本はAxel Salto(アクセル・サルト)のわずか20ページのリトグラフ本です。日付は1938年の1月9日とあります。木目調の装丁はよくみると点描にて手書きです(サルトが書いたのでしょうか?)。本当は同じ名前のサルトエキシビジョンの本を購入したつもりでしたが、完全に間違って購入したようで、薄っぺらいのに2ヶ月もかかりようやく到着。到着後に間違ったことに気がつきまして、待ったのにこれかぁとがっかりしていました。しかし詳しく調べていると、なんとこちらの本は世界に25冊しか存在しないことが判明。しかもサルトが書いたような鉛筆書きの日付と値段も入っておりまして、大興奮です。海外の古本屋さんでは数万円にて取引されているようですが、幸運なことに私はランチ価格で手に入れてしまいました。たまにはいいこともあるものです。(ご売約)
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言わずと知れたベルギービールの有名BAR、BRUSSELS(ブラッセルズ)の原宿店へ。もう5年ぐらいこちらにお世話になりっぱなしです。アルコール度数が高めでありながら、フルーティーで口の中に入れた瞬間の、何とも言えない至福の時間がもう最高です。ラードで揚げたポテト「フリッツ」にマヨネーズをつけておつまみに。Lサイズを2皿平らげたこともあるブラッセルズの名品です。しかし調子に乗りすぎて飲み過ぎると、翌日地獄を味わったことも…。かなりの確率で相席も多く、濃いめのお客さんとのトークも楽しめます。禁断の果実を味わっているかのような感覚を体験したい方はぜひ(そんな名前のビールもあります)。ちなみに写真は日本一のピルスナーだと店長が豪語する、ベルギービールとは全く関係のない新入荷の日本製生ビールをいただきました。ごちそうさまです。
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ベルント・フリーベリの手書きサインは、アートピースのすべての器の底に描かれています。基本的にはFribergの文字と制作年代サインのアルファベット一文字、そしてグスタフスベリ窯のアートピースの証、ハンドマークが入ります。本人がサインを入れている写真資料が残っていますが、すべての作品に自ら描いていたかは不明でして、年代によって不細工な書体になったり、妙に美しかったりと千差万別。いつも怒られている助手がいたようで、もしかすると助手によって筆記が違うものがあるのかもしれません。不思議なことにたまにFribergの文字が描かれていない作品があります。職人気質で頑固一徹だったフリーベリが、自分のサインを描かないはずはありませんので、私はそれらが助手の作品ではないかと想像しています。
先日ご紹介しましたBerndt Friberg 22の器の年代サインが逆さまだった件。調べておりましたら、年代サインが逆さまなものを発見いたしました(上記写真)。J(1968年)が見事に逆さまで描かれています。ということは、Berndt Friberg 22を購入した時に聞いたお話は本当で、フリーベリから直接2つを購入して以来、ず〜っと隣同士で置かれていたのですね。大切にしなければ!
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私が最も好きなテーブルウエアは?と聞かれたら迷わずStig Lindberg(スティグ・リンドベリ)のCOLORADO(コロラド)と答えます。1955から62年に製造されたこちらのシリーズ、リンドベリ特有の装飾は無く、とってもシンプル。しかしカラーバリエーションは豊富でBLACK、GREEN、LIME GREEN、YELLOW、BLUE、WHITEと6色もあります。このコロラドの何がすごいかと言いますと、器を手で握ったとき、ぴたっと手に吸い付くようにフィットするのです。食器を使う時の薄くて扱いが怖いなというストレスが全く感じられません。多くの人が少々荒く使ったり洗ったりすることを前提として作られているのが、よ〜くわかります。極めつけは、食材を盛ったとき、へたくそでも大変美しく見えてしまうということ。完全な正円や曲線ではなく、少し歪んだ有機的なフォルムとナイーブな色がそうさせてくれるのでしょうか?完全機械化されたテーブルウエアの世界では、こんなすばらしい器はもう絶対に出てこないと思います。
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北欧とは全く関係のないテクノミュージックのお話。どの世界にも神様と呼ばれる方がおりまして、Jeff Millsもミニマルテクノの神様と呼ばれております。ジェフの何がすごいかと申しますと、ミニマルテクノ(ものすごくシンプルなテクノのことです)を始めた人でもあり、ターンテーブル3つを駆使して繰り広げられるDJプレイは神業と言わんばかりの手さばきなのです。こちらのレコードは渋谷のDiskUnionにて、ジェフ本人がストックしているレコードをバザー形式にて売るというイベントに参加して直接買ったものです。私は当然緊張をし、「さささサインください」とアメリカ人のジェフに日本語でお願いをしてしまいました。でもやさしいジャフはちゃんとサインをくれましたよ。最近、本当にすごいとかその世界の一番なお方にお会いすることが増えてきまして、毎回自分が、緊張で硬直してしまう体質に気づきはじめました。気づくのが遅すぎでしょうか。ほんと、いけませんね。
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ギャラリー北欧器にてBerndt Fribergの器22と23をUPしました。
フリーベリが作ってから数十年、ずっとお隣同士の器と
とても美しいフォルムと釉薬の器達を更新いたしました。
皆様ぜひご覧くださいませ。
フリーベリが制作してからずっと一緒に置いてあると言われておりますブルーグリーンの器の年代サインはd(1964年)とp(1974年)と私は判断いたしました。筆記はpを逆さかにするとdとも読めるため、もしフリーベリより直接購入したとなると、偶然のミスは考えられると思います。(サインは同時に書かれたような筆記にも見えます)一筆書きなので、書き順はどちらもdには間違いありません。う〜ん、悩ましいですが、少なくとも購入された方はお隣同士で飾られていたということなので、30年近くはペアにて置かれていたようです。でも本当にこういうお話はロマンがあります。
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こちらはカリン・ビョールクイスト(1927〜)のVaseで「INDIGO」と呼ばれるシリーズです。1952~53年のわずかな期間のみスタジオライン(アート作品)として製作されました。グスタフスベリでStig Lindbergのアシスタントとして働き始めた後、自分のスタジオを与えられたようですが、アート作品というよりも日常品の制作に情熱を傾けていきました。とくに私はSVART RUTER(黒いダイヤ)シリーズの直線で構成されたデザインがとてもお気に入りです。ご覧のとおり、ビョールクイストの作品は色や模様が日本的なので、自然とお部屋にすっとなじんで、心を落ち着かせてくれます。明治・大正時代に日本人作家が西洋に憧れて作った器です、と言われても納得して買ってしまいそう。グスタフスベリ窯にはコーゲを筆頭に民藝の心が脈々と引き継がれていたようです。ビョールクイストの力量は、数々の受賞歴からもわかります。1951年にミラノトリエンナーレ、1963年にルニング賞、1982年にはオイゲン王子賞を受賞、1991年に発表されたNobelシリーズはノーベル賞90周年記念式典でも使用されました。
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日頃より大変お世話になっております、服部みれいさんが本を出版されました。ご存知の方も多いと思いますが、服部さんはあの有名なspick and spanのこだわりセレクトショプ、フレームワークスが発行しておりますmurmurマガジンの編集長でいらっしゃいます。フリーベリ展の成功も服部さんなくしては叶いませんでした。こちらの「なにかいいこと」は現在amazonなどでは、品切れ状態でして、青山ブックセンターでも平積みがあと2冊しかないそうです(すごい!)。なんだか最近生き方につかれたなぁとか、何をしてもうまくいかないなぁなど、人生の道に迷ったとき、傍らに置いておくとそっと助けてくれる、現代の聖書のような良本です。先日サインをしていただいたのでこちらで自慢しようと思いましたが、全国1500万人のマーマーガールズの皆様に怒られますので、喜びを噛み締めつつもぎりぎりでSTOP。さらに完売の4月20日のトークショーも楽しみです!有り難くお伺いさせていただきます。
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今一番気になっている陶芸作家さんは、北欧ではなく日本の現代作家、中園晋作さんです。フリーベリつながりでお知り合いにさせていただきました。この器達にとてもわくわくさせられる理由は、東洋の陶芸技術を研究した欧米の作家たちにインスピレーションを受け、現代日本で制作をしているということ。偉大な作家達にやり尽くされたとされる陶芸の世界で、さらに咀嚼をしアウフヘーベンを目指されていることに、私は胸が高鳴っております。中園さんはとくに釉薬の研究を熱心にされているようで、ご覧のとおり白と黒のコントラストが大変美しく表現されています。とにかく欲しい、使ってみたいと思わせる魅力が一目でわかっていただけるのではないでしょうか。中園さん、これからも楽しみにしております。
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