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今年は台風の影響で遅い秋が深まる中、お品物のお届けで群馬に伺って参りました。特に水上は、北欧デザインの良さ、陶芸の素晴らしさを初めて発見した、思い入れの強い地でもありまして、今回、立ち寄って参りました。
谷川岳連邦の谷間に静かに聳えるのが、天一美術館でして、かの吉村順三の遺作となった建物が自然の中に見事に溶け込んでおります。館内は隅々まできれいに整えられており、まるで先日開館したかの様な、凛とした美しさを保っておりまして本当に驚きです。全てが作品であるという概念と思いますが、館内含めほとんどは撮影不可で、その空間内におりますと、張り詰めた緊張感と音の無い静けさに、無の境地すら感じさせる神々しいものでした。15年ほど前に、その美術館ラウンジに美しく配されている、Hans.J.Wegner(ハンス ウェグナー)デザインのCH52に座り、あまりの座り心地の良さに驚いて、ひっくり返ってしまったことで、はじめて北欧デザインの素晴らしさに出会うという、天一美術館は私にとっての思い出の地でもあり、まさに北欧をはじめる原点でもありました。今回もその時と変わらずに椅子たちは佇んでおりまして、この椅子に座り、谷川連邦の山と谷を眺めますと、何か心の底から休まる様な、本当の安息を感じられる不思議な感覚に包まれたことを今でも思い出しました。美術館の所蔵作品も、岸田劉生の麗子像をはじめ、佐伯祐三、安井曽太郎、ロダンやピカソ、ルノワールに至るまで、厳選されつつも、全てが一流で一級品ばかりというのも圧倒されてしまいます。銀座天一創業者の矢吹勇雄氏が、吉田茂の命により蒐集をしたとされるそのコレクション郡は、全く隙のない、この美術館全体の雰囲気とも共鳴する様な逸品たちばかりであります。
そしてもう一つ、ウェグナーの椅子と同時に強烈な印象だったのが、月夜野焼と呼ばれる長崎県波佐見市出身の陶工、福田祐太郎氏が開窯した辰砂の器に出会ったことでした。上越新幹線のトンネルから掘られた土を使い、真っ赤な中国の辰砂釉や青磁などを再興していた作家ですが、特にその辰砂釉を使い、おどろおどろしい鬼や炎に包まれたオブジェ作品を、数多く制作しており、当時陶芸のことは全く分からなかった私は、その強烈に力強くも引き込まれる様な作品群に度肝を抜かれてしまいました。かの岡本太郎も作品に惹かれ交流をしており、祐太郎氏の造形力爆発の作風は本当に素晴らしいの一言です。今思いますと、アクセル・サルトと共通する様な作風や哲学でもあり、この様な作品は、現在でも日本をはじめ世界でも唯一無二の存在かと思います。この度も記念館を訪れまして、作品に間近に触れ、手元に置きたくなる衝動をグッと堪えて参りました。15年以上前にこの水上を訪れたことで、雷に打たれた様に衝撃を受け、色々と調べまわり、北欧に入り込んでいくとは、今考えましても不思議なものですが、何かこの地に縁でもあるのでしょうか。美しい紅葉の景色と共に、何とも感慨深くなってしまいました。
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秋の麗かな陽気が心地よい、祝賀パレードが行われるおめでたい本日、いつもたいへんお世話になっております、ヒロミチナカノの中野裕通さんが、護国寺の円成庵にてお茶席のご主人をなさるとのことで、この度もお招きにあずかりまして、不躾ながら、お邪魔をしてまいりました。あまりの御盛況でお茶室の前には長い列ができておりまして、席までにかなりのお時間がかかっておりました。今回の御取り合わせも中野さんらしく、お道具は勿論のこと、御菓子まで、古今東西の逸品たちを揃えられておりまして、素晴らしくも驚きの取り合わせを拝見することが叶いました。特に床には、バンクシーの花束を投げる青年が描かれている、Love in the 2002が掛けられており、花入れは黒田泰蔵の白磁梅鉢、香号は鎌倉時代の蓮弁を取り合わせておられまして、皆様もやはり、これが一番の衝撃でありました。この度も、このような素晴らしい席にお招きをいただきまして、ご主人の中野裕通さんはじめまして、皆様には心より感謝と御礼を申し上げます。
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今年もまた台風による大きな災害が起こってしまい、
気の休まることの出来ない日々が続いております。
強風も怖いものでしたが、水害もまた多くの被害が広がってしまい、
もはや人間の力ではどうすることの出来ない恐ろしきものに変わって来ておりまして、
自然と共に生きていくとはこんなにも大変なものなのかと、改めて畏怖の念を抱かざるをえません。
被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いと、お祈りを申し上げます。
この度、ギャラリー北欧器の「作品帖2」が仕上がりました。
夏より制作をはじめまして、ようやくの仕上がりとなり、
大変にお待たせをいたしまして、恐縮でございます。
今回は、作品数とページ数を増やしまして、
A5サイズの60ページ、作品数は43点を掲載しております。
掲載作家はお馴染みのベルント・フリーベリをはじめ、
ウィルヘルム・コーゲ、アクセル・サルト、
ルーシー・リー、ルート・ブリュック、ジェームズ・ロベーラ、
そしてスティグ・リンドベリの7人を選びまして、
その中でも厳選をいたしました作品たちだけを集めました。
なるべくほとんどの作品には、前回以上に作品や作家について、
詳しい解説を付けておりまして、作品集というよりも、
展覧会図録のような様相になるようにと努めております。
また、制作時点で在庫のあります作品を掲載しておりますので、
なるべく、まだご注文を頂ける作品を載せるようにいたしました。
この度は販売用の冊数確保が難しく、恐縮でございますが、
限定100部のみの発刊でございまして、
お値段は2,400円(税・郵送料込み)での販売でございます。
また「作品帖1」もお陰様で大変にご好評をいただきまして、
残り15冊のみの販売となってございます。
前回以上に拘りました、作品帖に仕上がっておりますので、
ぜひ完成をいたしました「作品帖2」をご覧をいただければ幸いでございます。
ご購入をご希望の方は、オーダーのフォームより、
ご連絡をいただければ幸いでございます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
SC02 ギャラリー北欧器 作品帖 2019 10 Vol2 A5版 60ページ (2,400円)
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