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器:ルーシー・リー ブロンズ釉線文円筒花器
花:菫(すみれ) 薺(なずな) 木通(あけび) なげいれの花:横川志歩
「作品帖5」にて、花人の横川志歩先生になげいれの花を生けていただ作品をご紹介をしてまいります。今回はルーシー・リーのブロンズ釉線文円筒花器です。背の高さよりも胴が華奢で、スッと立ち上がったスマートな立ち姿は、気品があり美しいものです。線文様の掻き落としが絶妙なバランスで、全体に丁寧に入れられており、鈍く輝く釉薬がその合間を流れております。はじめは太い枝の花を生けていただきましたが、この細身の体には、繊細な花の方がやはりぴったりと合いました。ご売約のお品物です。
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随分と間が空いてしまいましたが、久しぶりにshin-shinamonoのコーナーです。今回はデンマークはサクスボー製陶所の酒盃サイズの作品を2点ご紹介です。
元々、サクスボー製陶所は、 釉薬研究家であり科学者のナサリー・クレブスと、 彫刻家グナー・ニールンドによって1929年に立ち上げられた実験的な工房でして、 東洋的でシンプルなフォルムや釉の作品を、どこよりも早く作り出しました。 北欧ではかなり先進的な発想を持った製陶所で、 その後の現代陶芸に与えた影響は計り知れないものがあります。 サクスボーの作品は完全分業制で、 デザインは所属作家が各々制作をしておりましたが、全ての作品を、エバ・スター・ニールセンが轆轤で成形し、ナサリー・クレブスが釉薬を施していたため、複数の作家が在籍していても、製陶所全体のトーンがきっちりと統一されておりました。1930年代に陶芸美術品を量産するという工場体制を作り出したという点でも、かなり画期的であったと推測されます。後に、サクスボー製陶所は1957年のミラノトリエンナーレにて、 金賞も受賞しております。
今回はかなり小ぶりで、一体なぜ作られたのかと不思議になる酒盃の様なサイズの作品2点です。左側は、全体に赤茶の釉が掛けられ、 その上から、黄土色の釉薬が吹きかけられており、まるで金粉の様にポツポツとした表情が表面に現れております。赤茶の釉は、口縁や高台上に黒茶の流れる表情も現れており、レイヤーを何層にも感じられる複雑な景色を楽しむことができます。右側は、黒茶の釉薬が全体に掛けられており、口縁の部分は釉薬が拭かれてグラデーションが現れております。ベルント・フリーベリの様なチリチリとした、 釉の毛並みが全体に現れており、 北欧特有の釉流れを味わえます。形はどちらも正円がまっすぐ立ち上がった円柱の胴で、まるで蝋燭の芯切りのような形をしております。もしかしますと本当に蝋燭を立てて使うために作られた器かもしれませんが、詳細は不明で、なぜこの小ぶりなサイズなのかも謎であります。当時は、企業からのオーダーでノベルティを制作することが多く、この作品たちも、ノベルティとして作られたテーブルウエアセットなどの一部であるかもしれません。程よい口縁の厚みもあり、酒盃としてお使いいただける、使い勝手の良いサイズと作りでして、いざ探そうにもこのサイズのものは最近はほとんど見かけなくなりました。 底面サインには、 サクスボーの他に轆轤成形をしたE.ST.NLの文字が見えます。 状態はたいへんによろしいものです。
DP0601 サクスボー 赤茶釉盃
高さ5.1cm 幅4.8cm 1958年〜68年製作 (ご売約)
DP0602 サクスボー 黒茶釉盃
高さ4.8cm 幅4.8cm 1958年〜68年製作 (ご売約)
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器:ウィルヘルム・コーゲ テラ・スピレア花器 花:菫(すみれ) 土筆(つくし) なげいれの花:横川志歩
先日発刊いたしました「作品帖5」にて、花人の横川志歩先生になげいれの花を生けていただ作品をご紹介をしてまいります。今回はウィルヘルム・コーゲのテラ・スピレア花器です。自立しない長壺、アンフォラから発想していると思われる形をしており、コーゲ作品の集大成でもあります。本当に珍しい緑のマット釉と菫と土筆の色合いが絶妙です。
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