ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)


2025 | 10_3 | Friday


「RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展」於 LURF GALLERY


RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展 LURF GALLERY

 

この度、ギャラリー北欧器は代官山にありますLURF GALLERYさんと、京都で開催されるCURATION ⇄ FAIR Kyotoに於きまして、北欧スウェーデンの三巨匠、ヴィルヘルム・コーゲ、ベルント・フリーベリ、スティグ・リンドベリの展覧会を開催する運びとなりました。LURF GALLERYでは「Resonance(共鳴)」、CURATION ⇄ FAIR Kyotoでは「The Master and Disciples(師匠と弟子たち)」というテーマでお送りいたします。東京の代官山をスタートして、京都までの巡回展となります。CURATION ⇄ FAIR Kyotoでの展覧会はまた後日ご案内をさせていただきます。

 

20世紀初め、ヴィルヘルム・コーゲという著名なポスター画家がグスタフスベリ製陶所に加わり、「人々のための芸術」というスローガンのもと、 テーブルウエアを中心に貴族階級の芸術を広く民衆へと伝播するべく奮闘し、陶芸の分野から20世紀のモダニズムの流れを作り出す先駆者となりました。やがて轆轤師としてベルント・フリーベリ、絵付師としてスティグ・リンドベリが合流し、コーゲに師事することになります。厳しいコーゲの指導の元、 才能ある二人はすぐに頭角を表し、驚くべき技術とアイデアで、グスタフスベリ製陶所は黄金期を迎えることになりました。1945年、ストックホルムのNKデパートにおいて、 コーゲ、フリーベリ、リンドベリ、師弟三人の展覧会が開催され、 コーゲの「ファシュタ」と呼ばれる古代土器を感じる重厚な作品群、 洗練されたフォルムと色のフリーベリ作品、 ファイアンス陶器に大胆な絵付けを施した彫刻的で繊細なリンドベリ作品が展示されました。美術評論家のニルス・パルムグレンはこの展覧会を「わが国でかつてない最大の成功」と評したもので、 その作品たちの斬新さに、諸外国にまで驚きを持って紹介されたと伝わります。

 

本展では、1945年以後に作られた師弟三人の代表的な陶芸作品で構成し、「師弟三人展」の現代版を再構築してお届けする試みです。 まるで三重奏の様に奏でられる作品たちは、 お互いに共鳴を初め、往年のモダニズムの風を会場へと運んで来てくれるに違いありません。この機会にぜひご高覧を賜りましたら幸いでございます。

 

会期の初め、10月18日(土)16時よりLURF GALLERY 2Fの展覧会会場にて、エディターの土田貴宏さん、STILL LIFE代表の中村源綱さん、そして私が、北欧巨匠三人に関する経歴や時代背景、作品の詳しい解説を通して、作家たちの実像に迫るトークイベントを開催いたします。先日の名古屋のSTILL LIFEさんでの展覧会とトークイベント(コーゲとフリーベリ展)ではお陰様でたくさんの皆様にお越しをいただきまして、トークイベントには遠方から間違ってご予約された方もいたほどでした。今回も名古屋に続きまして中村さんのご司会で、北欧三巨匠について作家の背景から、作品の特徴など、より詳細に深く掘り下げて参ります。会場の皆様には実際に作品に触れていただきつつ、各々の特徴など細部までご覧いただければと思っております。また今回は、古くから北欧陶芸・デザインに造詣が深く、実際にスティグ・リンドベリの元で働いた、デザイナーの小松誠さんにインタビューもされたことのある、デザインジャーナリスト・エディター・ライターの土田貴宏さんにもご登壇いただきまして、作品目線ではない、よりリアルかつ俯瞰の視点から、北欧三巨匠について語っていただきます。トークイベントはご予約の必要はなくご自由にご観覧いただけますので、お時間が許しましたら是非、お越しいただければ幸いでございます。

 

 

RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展 LURF GALLERY

RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展 LURF GALLERY

 

LURF GALLERY Introduction


 

このたびLURF GALLERY(ルーフギャラリー)2Fでは、20世紀スウェーデン陶芸を代表し、北欧デザインの中心地のひとつであるグスタフスベリ製陶所の黄金期を築いた ヴィルヘルム・コーゲ(1889-1960)、ベルント・フリーベリ(1899-1981)、スティグ・リンドベリ(1916-1982)による展覧会「RESONANCE」を開催いたします。

 

コーゲの重厚な造形、フリーベリの精緻なフォルム、リンドベリの自由で装飾的な表現ー。それぞれ異なる個性を追求しながらも、師弟関係を通じて結びつき、北欧陶芸に新たな展開をもたらしてきました。 素材と造形への探究心と釉薬の試みによって生み出された豊かな作品群は、今日に至るまで国際的に高く評価され、モダニズム工芸の象徴とされています。

 

本展は、1945年に開催された3人展を「RESONANCE(共鳴)」というテーマで現代に再現するものです。彼らの歴史と共に過去から現在へと響き継がれる工芸の魅力を、この機会に感じ取っていただければ幸いです。 展示会期は2025年10月17日(金)から11月3日(月・祝)まで。

 

 

■ Exhibition Overview

「RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展」

会期|2025年10月17日(金) ~ 11月3日(月・祝)

会場|LURF GALLERY 2F

時間|11:00 - 19:00

住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1

協力|ギャラリー北欧器

 

◆ トークセッション

本展を記念し、デザインや陶芸に造詣の深いゲストを迎えたトークセッションを開催します。

登壇|土田貴宏(ライター/エディター)    

中村源綱(中村デザイン室/STILL LIFE)    

嶌峰暁(ギャラリー北欧器)

日時|2025年10月18日(土) 16:00 - 18:00

会場|LURF GALLERY 2F

住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1

入場|無料

※ 当日は席に限りがございますため、立ち見でのご聴講をお願いする場合がございます。

※ 混雑の状況により、入場を一時制限させていただく場合がございます。

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