2025 | 10_21 |Tuesday
「RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展」が開催中です

10月17日(金)より代官山にありますLURF GALLERYさんに於きまして、北欧スウェーデンの三巨匠、ヴィルヘルム・コーゲ、ベルント・フリーベリ、スティグ・リンドベリの展覧会「Resonance(共鳴)」が始まりました。連日、本当にたくさんのお客様にご来場いただいており、感謝感激でございます。またエディターの土田貴宏さん、STILL LIFE代表の中村源綱さん、そして私のトークセッションにも多くの皆様にお越しをいただきまして誠にありがとうございました。北欧美術陶芸は、まだまだ知らない方の多い分野で、さらに作家一人一人の経歴や、繋がり、人となりなど掘り下げてお話しすると1日中話しても尽きない程の内容になりますので、2時間では到底全てをお伝えしきれておりません。私はほぼ毎日午後は会場にて在廊をしておりまして、色々とご説明をさせていただきますので、ご質問などお気軽にお申し付けくださいませ。
今回、ルーフギャラリーさんの2Fの会場が、日本屈指の広さを誇るホワイトキューブの大空間でして、天井も高く、さらに自然光まで入る素晴らしいものです。あえて、壁には何も掛けず、白い展示台に作品を並べるだけのシンプルな構成にしたのですが、それが真っ白な空間と作品たちだけの対峙に繋がり、全体の緊張感も増しまして、まるで美術館で展覧会をしている様な構成となりました。少し会場のお写真を掲載させていただきますが、私のお写真では到底映らない、今までに見たことの無い北欧陶芸の表情を会場では見ることができます。11月3日(月・祝日)まで開催しておりますので、お時間が許しましたら、この機会にぜひ、会場にてご高覧をいただければ幸いでございます。


作家の経歴パネルも美術館のようなものを作っていただきました。エントランスもとても美しいものです。





広い会場には作家ごとに作品を並べておりますので、混在はしておりません。作品は当日お持ち帰りもできますので、随時、構成を変えております。この広さでも全ての作品を出しきれず、裏のビューイングルームと、1階にも展示をしておりますので、プライスリストをご覧いただいて、会場には展示されていない気になる作品がございましら、ご案内させていただきます。どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
LURF GALLERY Introduction
このたびLURF GALLERY(ルーフギャラリー)2Fでは、20世紀スウェーデン陶芸を代表し、北欧デザインの中心地のひとつであるグスタフスベリ製陶所の黄金期を築いた ヴィルヘルム・コーゲ(1889-1960)、ベルント・フリーベリ(1899-1981)、スティグ・リンドベリ(1916-1982)による展覧会「RESONANCE」を開催いたします。
コーゲの重厚な造形、フリーベリの精緻なフォルム、リンドベリの自由で装飾的な表現ー。それぞれ異なる個性を追求しながらも、師弟関係を通じて結びつき、北欧陶芸に新たな展開をもたらしてきました。 素材と造形への探究心と釉薬の試みによって生み出された豊かな作品群は、今日に至るまで国際的に高く評価され、モダニズム工芸の象徴とされています。
本展は、1945年に開催された3人展を「RESONANCE(共鳴)」というテーマで現代に再現するものです。彼らの歴史と共に過去から現在へと響き継がれる工芸の魅力を、この機会に感じ取っていただければ幸いです。 展示会期は2025年10月17日(金)から11月3日(月・祝)まで。
■ Exhibition Overview
「RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展」
会期|2025年10月17日(金) ~ 11月3日(月・祝)
会場|LURF GALLERY 2F
時間|11:00 - 19:00
住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1
協力|ギャラリー北欧器
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